連合赤軍関連文献リスト (1)当事者、関係者 ★印→高橋檀『語られざる連合赤軍』参考文献
Copyright. 全体像を残す会 2010 ◆印→スタインホフ『死へのイデオロギー』参考文献
区分 編著者 書名 概要 版元1 刊年1 版元2 刊年2 版元3 刊年3 備考
当事者 連合赤軍の全体像を残す会 証言   情況出版・皓星社 2004-         ※1〜7号/発行継続中
【単行本】 植垣康博 兵士たちの連合赤軍 一審判決後に書かれた、幼少期・青春時代から全共闘への参加、赤軍派への加盟、M作戦、山岳ベース事件を経て軽井沢駅で逮捕されるまでの一兵士としての回想記。 彩流社 1984 新装版 2001      
  植垣康博 連合赤軍27年目の証言 出所後のとまどいが語られる序文、その時期に受けた3本のインタビュー、甲府刑務所時代の獄中生活を描いた手紙を収録。 彩流社 2001          
  大槻節子 優しさをくださいー23歳の死 非合法活動に入る以前の1968-71年にかけての遺された手記。個人的な日記であり、当時の彼女の感性と意識がありのままに綴られている。 彩流社 1986 新装版 1998     ※新装版タイトル『優しさをくださいー連合赤軍女性兵士の日記』
  加藤倫教 連合赤軍 少年A 事件後30年を経て、生い立ちからからあさま山荘まで、服役中と社会復帰のこと、環境保護運動に取り組む現在までが描かれた自伝。 新潮社 2003          
  坂口弘 あさま山荘1972 上 控訴審判決直後から最高裁判決直後までの6年5ヶ月の間に書かれた、生い立ちから一連の事件に関する証言。「続」は郵便物紛失事故により、書き直しをおこない、確定後2年を経て出版。 彩流社 1993          
  坂口弘 あさま山荘1972 下   彩流社 1993          
  坂口弘 続 あさま山荘1972   彩流社 1995          
  坂口弘<坂口菊枝さんを支える会編> 坂口弘 歌稿 1986年の控訴審結審後から始めた歌作と、1989年から1993年に死刑判決が確定し外部交通権の剥奪による投稿禁止までの約4年間に朝日歌壇に投稿した短歌を収録した第1歌集。 朝日新聞社 1993          
  坂口弘 歌集 常しへの道 確定死刑囚として過ごした1993-2001年にかけての短歌総計2865首のなかから593首を選び、2002年から5年をかけて脱稿した第2歌集。 角川書店 2007          
  永田洋子 十六の墓標 上 一審判決前後に書かれ、世の中に発信する関係当事者の最初の手記となった書。自らの生い立ちから同志殺害、獄中生活まで。 彩流社 1982          
  永田洋子 十六の墓標 下   彩流社 1983          
  永田洋子 続 十六の墓標 控訴審判決後から最高裁への上告後に書かれた、逮捕後の取調べ、長期にわたる拘置所生活、控訴審判決、総括論争、闘病生活についての書。 彩流社 1990          
  永田洋子 氷解ー女の自立を求めて a一審後『十六の墓標』を書き上げたあと、事実確認よりも内面的な部分を重視して死刑判決、性と結婚、政治活動、山岳ベース事件などについて記した書。 講談社 1983          
  永田洋子 私 生きてます 控訴審中に書かれた、自らの闘病生活、手術、入院生活、闘病の中での裁判、瀬戸内寂聴氏らとの交流についての書。 彩流社 1986          
  永田洋子 獄中からの手紙 死刑確定直前までに書かれた、『永田洋子さんへの手紙』への返信、高橋和巳『わが解体』について、獄中医療と尿療法、庄司宏弁護士との交流について、及び死刑判決確定後の病状日記。 彩流社 1993          
  永田洋子・瀬戸内寂聴 愛と命の淵にー瀬戸内寂聴・永田洋子往復書簡ー 1982-86年(一審判決から控訴審判決)までの瀬戸内寂聴氏との往復書簡。付録:連合赤軍事件統一公判組一審判決理由要旨・獄中食・病況書・瀬戸内寂聴公判証言・最高裁上告棄却判決書。 福武書店 1986 福武文庫 1993      
  板東国男 永田洋子さんへの手紙ー「十六の墓標」を読む 1984年アラブで前後任務の合間をぬいつつ、『十六の墓標』への返信という形で、京大闘争から赤軍派への加盟、連合赤軍事件について、アラブで学んだこと、坂口・植垣両氏への伝言などが記された書。 彩流社 1984          
  森恒夫<高沢皓司編> 銃撃戦と粛清ー森恒夫自己批判書全文(資料連合赤軍問題1) 1972年4月13日から5月2日にかけて書かれた400字詰め原稿用紙換算で約600枚にわたる『自己批判書』(「山岳ベースでの事実の再現」「我々の誤り」)と、6月から7月において書かれた角田儀平弁護士宛の手紙。 新泉社 1984          
  森恒夫 遺稿 森恒夫 1972年12月25日から1973年1月1日までの一週間のうちに書かれた、板東国男・坂口弘・塩見孝也・松田久宛への5通の書簡。森恒夫が読むことはなかった1973年1月1日付の坂口弘による森恒夫宛の返信を含む。 査証編集委員会 1973          
                     
                     
当事者 情況編集委員会 連合赤軍の軌跡 獄中書簡集 情況誌1973年5月特大号、獄中書簡を中心に全面連合赤軍特集 情況出版 1973          
【インタビュー・ 書簡・取材など】 信濃太郎編 新左翼運動獄中書簡集   新泉社 1994          
  産経新聞取材班 総括せよ!さらば革命的世代   産経新聞出版 2009         ※植垣康博取材記事を所収
  別冊宝島編集部 実録 スキャンダルな塀の中   宝島SUGOI文庫 2008         ※植垣康博インタビュー所収+勝木國男手記内に千葉刑務所での吉野雅邦への言及/別冊宝島1487『実録刑務所マル秘通信』(2007)の改訂・改題・文庫化
  荒岱介編 破天荒な人々 叛乱世代の証言   彩流社 2005         ※青砥幹夫インタビュー所収
  鹿砦社編集部 スキャンダル大戦争<1>特集:連合赤軍とその時代   鹿砦社 2002         ※青砥幹夫インタビュー所収
                     
                     
当事者 連合赤軍問題を我々の手に   「我々の手に」編集委員会 1974頃?         ※1号〜?/再刊あり
【パンフ・機関誌・雑誌等】 連合赤軍公判通信   連合赤軍公判対策委員会 1972-?         ※号数不明
  坂口弘 控訴審供述調書   自費出版 1985          
  植垣康博・他 悪党通信   連赤問題を考える会 1990-1998         ※創刊号〜34号
  監獄通信 監獄通信 No71 特集:植垣康博 甲府刑務所体験記   統一獄中者組合 1999         ※1999.5.27
  植垣康博・板東国男・永田洋子・塩見孝也 連合赤軍総括に向けて   共産主義者同盟赤軍派 1973-1975         ※その1〜その4
  植垣康博・永田洋子・前之園紀男・嘉村祐一・瀬戸内寂聴 連合赤軍統一公判控訴審 公判証言集   植垣康博・今村幸一 1986          
  植垣康博・板東国男・永田洋子 統一公判控訴審 連合赤軍総括資料集 控訴趣意書 供述書(板東国男)   連赤問題を考える会 1992          
  植垣康博 アジア社会主義と連合赤軍   自費出版 2002          
  序章 第8号 公開論争ー革命戦争派再生のためにー<連合赤軍事件>をどう総括するか   京都大学出版会 1972         ※1972.5.20/雪野建作「戦闘集団性を止揚し、革命党形成へ」所収
  情況 1973年7月号 特集:草莽・攘夷・千年王国   情況出版 1973         ※雪野建作「<遊撃戦争路線>の総括」所収
  連合赤軍総括資料集               ★※「統一公判控訴審 連合赤軍総括資料集 控訴趣意書 供述書(板東国男)」と同じもの?
  連合赤軍統一公判上告審 上告補充書              
  植垣康博 連合赤軍の闘争経過表              
  吉野雅邦 事実回想              
  現代と思想 No. 30     1980         ◆※植垣康博「土地革命の現代的意義」所収
  板東国男 日本における労働者階級の状態ー日本階級構成論序説ー(上)   査証出版 1975        
  坂口弘・永田洋子 往復書簡   朝日新聞社 1986?         ※朝日ジャーナル掲載/掲載号不明
                     
                     
裁判関係 連合赤軍事件統一組一審判決書   東京地裁刑事第七部 1982         ★◆※1982.6
  連合赤軍事件統一組控訴審判決書   東京高裁第四刑事部 1986         ★※1986.9
  連合赤軍事件統一組上告審判決書   最高裁判所第三小法廷 1993         ★※1993.2
  被告人吉野雅邦、同加藤倫教に対する各殺人等被告事件判決(いわゆる連合赤軍分離組)   東京地裁刑事第七部 1979         ★◆※1979.3
  弁論要旨(永田洋子、坂口弘、植垣康博に対する各殺人死体遺棄等被告事件)   連合赤軍弁護団 1982         ★◆
  植垣康博 連合赤軍事件最終意見陳述書     1982        
  植垣康博 連合赤軍問題の総括に向けて 連合赤軍統一公判第一審最終意見陳述   東京地裁第701号法廷第一審 1984        
  植垣康博 連合赤軍統一公判控訴審を終えるにあたって   東京高裁第四刑事部 1986        
  永田洋子 最終意見陳述 自己批判ー連合赤軍の過ちを繰り返さぬために   東京地裁 1982         ◆※「インパクション」17号〜20号掲載/17号1982.4・18号1982.6・19号1982.8・20号1982.10
  永田洋子 控訴趣意書 昭和57年第1330号(被告人 永田洋子 植垣康博)     1983        
  永田洋子 控訴趣意書   東京高裁第四刑事部 1983        
  坂口弘 最終意見陳述     1982         ◆※1982.3/「月刊状況と主体」谷沢書房1982.10掲載
  坂口弘 「共産主義化」の形成過程とその内容     1971         ◆※1971
  坂口弘 「訂正と補充」「『共産主義化』の形成」「遠山さんら三名の赤軍派メンバーに対する総括要求」「『共産主義化』の内容」「メンバーに『総括』を求めた理由」「赤軍派の歴史を総括」「極左の絶対論理」「12.18アピール」              
  坂口弘 「あぴーる」「あぴーる(2)」「あぴーる(3)」               ◆※1982.5.11/1984.6.11
  坂口弘 控訴趣意書 昭和57年(う)第1330号     1983         ◆※1983.10
  坂口弘 控訴趣意書 昭和58年   東京高裁第四刑事部 1983         ◆※1983.9
  支援委・対策委活動者会議 救援通信              
  連合赤軍公判対策委員会世話人会 連赤公判ニュース              
  永田さんを支える会 永田洋子のお元気?通信               ★※1〜15号?
  坂口菊枝さんを支える会 しるし               ★※1〜17号?
  坂口菊枝さんを支える会 しるし増刊号 控訴審供述調書     1993         ★※1993.12
  上田吾郎・他 救援についての座談会   日本図書新聞 1972         ◆※1939〜1940号
  救援連絡センター 救援縮刷版     1968-1977         ◆※1968.2-1977.8
  長野救援センター・加藤君を守る会・愛知救援センター 書簡集1     1973        
  もっぷる通信 特別号 3.31 人民集会特集   日本赤色救援会 1972        
  井上薫 裁判資料 死刑の理由   作品社 1999 新潮文庫 2003     ※文庫版タイトル『死刑の理由』/坂口弘・永田洋子に対する最高裁判決書を所収
                     
                     
機関誌等 日本共産党革命左派神奈川県常任委員会編 人民独裁にむけて   序章社 1972          
  日本共産党革命左派神奈川県常任委員会・川島豪編 銃撃戦と”粛清”と   序章社 1973          
  共産主義者同盟赤軍派(革命戦争編集委員会編) 共産主義者同盟赤軍派政治理論機関誌総集     1973        
  共産主義者同盟赤軍派日本労働党建設準備委員会編 総括資料集     1973        
  査証     1971-1973         ◆#1〜7(解散号)、臨時増刊号
  ●その他資料については『増補「赤軍」ドキュメント』(査証編集委員会編・新泉社・1978版)に文献目録有。新版には収録されず              
関係者 金廣志 自慢させてくれ! 在日の赤軍派兵士、72年から15年の潜行、そして浮上の自叙伝 源草社 2001          
  塩見孝也+川島豪 いま語っておくべきこと 元共産同赤軍派議長と元日本共産党革命左派常任委員会議長の1990年11月の対談 新泉社 1990          
  塩見孝也 赤軍派始末記 元議長が語る40年 京大入学から赤軍派の結成を経て、ハイジャック・獄中生活、連合赤軍総括などを時系列に沿って記述。終章に「よど号」グループと拉致疑惑についても書いている。 彩流社 2003 改訂版 2009      
  塩見孝也 監獄記   オークラ出版 2004          
  重信房子 わが愛わが革命   講談社 1974          
  重信房子 りんごの木の下であなたを生もうと決めた   幻冬舎 2001          
  重信房子 日本赤軍私史 パレスチナと共に   河出書房新社 2009          
  日本赤軍編著 日本赤軍 20年の軌跡   話の特集 1993          
  査証編集委員会編 新編「赤軍」ドキュメント(資料連合赤軍問題2) 共産同赤軍派の関係文書を編集した資料集。 新泉社 1986         「赤軍」ドキュメント(1975)/増補(1978)/新編(1983)
  高沢皓司 兵士たちの闇 当初、一志徹の名で雑誌に発表された共産同赤軍派ー連合赤軍事件のドキュメント小説 マルジュ社 1982          
  高沢皓司・高木正幸・蔵田計成 新左翼二十年史 叛乱の軌跡   新泉社 1981          
  高沢皓司・蔵田計成 新左翼理論全史   新泉社 1984        
  蔵田計成 新左翼運動全史   流動出版 1978        
  高木正幸 新左翼三十年史   土曜美術社 1990          
  荒岱介 ブントの連赤問題総括   実践社 1995 改訂増補版 2005      
  中野正夫 ゲバルト時代 SINCE 1966-1973 あるヘタレ過激派活動家の青春   バジリコ 2008          
  小浜逸郎 オウムと全共闘   草思社 1995          
  小嵐九八朗 蜂起には至らず 新左翼死人列伝   講談社 2003 講談社文庫 2007      
  荒岱介 新左翼とは何だったのか   幻冬舎新書 2008          
  小坂修平 思想としての全共闘世代   ちくま新書 2006